スポーツ業界への貢献とプロアスリートサポートを行うAscenders社「スポーツの夢の国を創る」をビジョンに、「スポーツ界のインフラになる」をミッションに掲げるAscenders株式会社は国内最大級のスポーツで働く専門人材のプラットフォームを運営する企業です。スポーツトレーナーやスポーツ栄養士など、アスリートを支える専門職人材と、スポーツの仕事を繋ぐプラットフォーム「Ascenders Partners」を提供しています。スポーツの世界をめざす専門職の人材が活躍できるよう、知識やノウハウ、現場経験を徹底的にサポートするスクール事業「Ascenders College」を展開しています。 全てのスポーツ業界で働く人たちのための理想的な環境を構築し、クライアントである「企業・チーム・選手」の人材課題の解決と運営サポートを提供します。ジムや学校法人など、幅広いスポーツ事業を実施しており、サッカー日本代表を含む30名以上のプロアスリートと契約し、サポートチームを組成しています。Webサイトでの取り組みWebサイトでは同社が提供するサービス内容やお役立ち情報などAscenders株式会社に関する情報を掲載しています。主なサービスの一つである「Ascenders Parnters」では、スポーツの世界で活躍を目指すより幅広いスキルを持った専門職の方の登録を促すため、サポート内容やプロジェクト実績を多数紹介しています。常時200名以上のスポーツトレーナーや管理栄養士がパートナーとして登録されており、各々の経験や志向を見極めながら、より活躍できる現場への紹介をおこなっています。(Ascenders Partners ホームページ)また、もう一つのサービス「Ascenders College」では、スポーツに関係する仕事をしたい方や独立を目指す方向けの養成スクールの受講生を募集しています。受講後、スポーツの仕事へと繋がる道筋や実績、受講生の体験談も豊富に掲載されています。 (Ascenders College ホームページ)これまでのサイト分析方法と見えてきた課題これまではGoogleアナリティクスを使用してサイトに訪れる人の基本属性や行動パターンの分析、検索ワード分析などをおこない、サイトのパフォーマンス向上やマーケテイング戦略の最適化に役立てていました。また、会員ページなどを使用して実際の顧客の属性などを調べていましたが、以下のような課題をもっていました。課題1:実際にどの属性がサイトに訪れているか把握できなかった(地域/職種)Googleアナリティクスにも属性データを把握する機能が用意されていますが、昨今クッキー情報の提供をオフにしているユーザーが圧倒的に多い為、ほとんどのユーザーの属性データは取得できない状況でした。特に弊社の訪問者の多くを占めるiPhoneユーザーはデフォルトの設定で他サイトに属性データを渡さないようになっている為、日に日に属性がUnknownになってしまう割合が増えてきています。 (※Data: iDEAKITT社のデータ)また、現状の会員データの情報のみでは登録時に取得していない詳細な属性データを把握することは出来ませんでした。課題2:サイトに訪問した目的や理由を把握することができていなかったアナリティクスでは一般的に、ウェブサイトの訪問者の行動をトラッキングし、どのページにどれくらいのユーザーが訪問しているかなどのデータを収集して分析するためのツールです。しかし、訪問者の具体的な目的を直接的に把握することはできません。例えば、ウェブサイトの特定のページに訪れたり、フォームの送信や会員登録などのアクションを目的とみなして追跡することはできます。しかし、これらは訪問者が目的を達成した事を示唆していますが、実際、訪問者の具体的な背景は明確には分かりません。課題3:営業のリソースも少なく気軽にCVする設計がなかったこのように属性が明確でなく、顧客のデータが不十分な状況では、誰がコンバージョンに近いユーザーなのかを把握することできず、コーバージョン導線の設計に課題を持っていました。「マイクロサーベイ」をサイトに設置した事でユーザー属性の理解が深まった上記の課題を解決するために、まず「タナカさん」のマイクロサーベイを使い、サイト訪問者の詳しい属性を調査しました。地域、職種、働き方を実際に聞くことで、詳しい属性が分かってきました。 (マイクロサーベイを表示したAscendersのサイト)結果として、マイクロサーベイを設置してすぐに約100人から回答を得ることができました。サイト訪問者の属性把握(地域/職種/働き方) (サイト訪問者の属性)マイクロサーベイの結果からサイトに訪問している属性はスポーツ栄養士が最も多く、施設関係者は最も少ない結果となりました。今までサイトのコンテンツとしては「スポーツトレーナー」が活躍してる様子などを配信していることが多かった為、今後のコンテンツ作成やイベント企画の際は「スポーツ栄養士」に向けた内容をより充実させるという方向性が見えてきました。すぐに担当者と相談したい人の発見、及び、コンバージョン設計また、マイクロサーベイの最後に担当者と相談したいかの有無を聞く設問を設置することにより、スムーズに見込み客へアプローチをかけられるような仕組みを作りました。 (担当者に相談をしたいか)マイクロサーベイの回答者の約30%の方が担当者に相談したいと回答し、今までにないリード獲得のチャネルとなりました。この結果や回答者のデータをもとに、営業をかけることで、ユーザーをより理解した上で会話することができるようになり、コンバージョン率のアップにも寄与しています。マイクロサーベイを設置するメリットマイクロサーベイを活用したユーザー調査により詳細な属性が分かったことで、訪問者がどのような目的で当サイトを閲覧しているのかが明確になり、今後のコンテンツ配信の内容やサービス改善の向上へ繋げていくことができました。また、コンバージョン設計をすることで、見込み客へ的を絞ったアプローチをおこなえるようになりました。タナカさんの一番の強みは、誰でも簡単に自社サイトへマイクロサーベイを設置することができ、実際にサイトを訪問した人の目的や意見をダイレクトに聞けることです。また、その分析結果をすぐに得ることができるため、即座に今後の改善へと活かすことができます。更にタナカさんではサポートもしっかりとおこなっています。内容やタイミングなど、マイクロサーベイ設置においてのポイントを的確にお伝えしながら導入をサポートします。また、その分析結果から目標達成のためにはどのようなアプローチや戦略が必要かまで、データアナリストの目線からしっかりとアドバイスいたします。