事例・実績
2023/10/3
ガンプ鈴木さんが立ち上げたJust For Fun株式会社は、人力車での世界一周というユニークな冒険を通じて大きな注目を集め、特にSNSを中心に若い世代からの熱烈な支持を受けています。
ガンプ鈴木さんは1990年京都府生まれで23歳の時に浅草で人力車に出会ったことをきっかけに人力車の仕事を開始。日本の文化である「人力車」で世界中の人々と交流することを目的に、2016年から世界初となる人力車による世界一周に挑戦しています。
アジア、ヨーロッパ、オーストラリアを巡り、その後アメリカ横断に挑戦したもののコロナ禍のため中断。一時帰国して、北海道から沖縄までの3,000kmを各市町村で地域活性をしながら縦断します。そして、2023年2月17日にコロナの影響で達成できなかったアメリカ大陸5,000km横断を見事に達成。旅の道中で会った世界のリアルな現状をTikTokやYouTubeで配信し多くの人々を魅了しています。

その魅力と哲学を持ったアパレルブランドを運営する同社のECサイトに「タナカさん」のマイクロサーベイを導入して頂きました!今回はこのマイクロサーベイを利用して見えてきたサイト訪問者の真の属性を分析していきます。

ガンプ鈴木さんのファンを魅了するJust For FunのECサイト。そこには彼の冒険をイメージした洋服や、美しい景色をモチーフにしたドリンク、ドキュメンタリー映像まで幅広く取り扱っています。
主要な流入経路は彼の活発なSNSからで、34万人のフォロワーを持つTikTokと12万人のフォロワーを持つInstagramからの流入が殆どです。

https://justforfun-usa.myshopify.com/
これまでは、SNSの視聴者や会場で開催するイベントの参加者からサイト訪問者の属性を推測したり、Google アナリティクスを活用してECサイトの閲覧数や基本属性、離脱率を分析し、基本的なユーザーの動向を掴んできました。
しかし、Google アナリティクスでサイト訪問者の推定された基本属性を分析することはできるものの、全ての訪問者の正確な年齢や職業、そして、デジタルリテラシーなどの細かい情報までを明らかにすることはできません。
特に最近では、GDPRやCCPAなどの業界の規制により、詳細なデータを取得することが難しくなってきています。実際、Googleアナリティクスの画面を見ても、流入経路、年齢、性別の一番トップに「unknown」という不明のデータが来ることが増えてきました。

(※Data: Just for Fun社と同じ傾向を持つ他社データを利用)
また、商品の購入者やイベント参加者の情報、SNSのフォロワーの分析だけでは、全ての年齢層/職業やユーザーの属性を把握する事はできず、サイト訪問者のペルソナ像を作る際に、以下のような課題がありました。

この課題を解決するために、Web埋め込み型の簡易アンケート機能である「マイクロサーベイ」を使用し、サイト訪問者の情報を得る取り組みを実施。
まずはじめに、サイト訪問者の年齢層と職業を調査するために、ECサイト上に以下の2問のマイクロサーベイを表示させ、ユーザーに質問をしてみました。
設問1: 年齢層
設問2: 職業

(年齢と職業を質問したマイクロサーベイをECサイト上に表示)
マイクロサーベイを設置してから1週間後、約200人からの回答を集める事ができ、その集計結果は以下のグラフのようになりました。

(設問1:サイト訪問者の年齢層)

(設問2:サイト訪問者の職業)

(サイト訪問者の年齢層と職業のクロス集計)
マイクロサーベイを設置する前は、SNSでの影響力が強い事からファン層は若い20代が多いという予想をしていました。しかし、調査の結果、若い20代の層よりも40-50歳以上のユーザーが多いことが判明しました。
また、サイト訪問者の職業については、調査前は学生が多いと予想していましたが、集計してみるとパート・アルバイトと正社員の層が多く訪問しているという事が分かりました。

次に、この結果を踏まえて、今後の商品開発を行うためにファン層のデジタルリテラシーについても調査。Just For Funが新規事業の企画として検討しているNFT(Non Fungible Token)の活用についてサイト訪問者に以下の2点を聞いてみました。
設問1: 「NFT」を知っているか。
設問2: 「NFT」に興味があるか。
この調査を開始して1週間程度で76人の方が回答。その結果は以下の通りです。

(設問1:NFTに関する認知度)

(設問2:NFTに関する興味度)

(認知度と興味度のクロス集計)
設問1のNFTに対する認知度については、約8割の方が知らないと回答。このことから、NFT関する情報の認知度が低いことが分かりました。
また、設問2のNFTに関する興味度については、9割の方が興味があると回答。
以上のことから、「NFT自体の認知は低いものの、ガンプ鈴木氏が手掛けようとしているプロジェクトには興味がある」という事が分かりました。
Googleアナリティクスの活用で、ある程度ユーザーの事を理解することはできますが、「マイクロサーベイ」を活用すれば、ユーザーに直接質問する事で、新たな示唆を得る事ができます。

今回は、「マイクロサーベイ」を活用し、たった2問の簡単な設問をするだけで、Googleアナリティクスだけでは分からないユーザーの詳細な属性を知ることができ、新たな施策を検討する事ができました。
Just For Fun株式会社が次の取り組みとして立ち上げようとしている「ガンプNFT」は、IT業界や仮想通貨などの分野では注目を浴びていますが、まだ一般的には広く認知されていない状況です。
「ガンプNFT」を進めていくにあたってどのようにアプローチしていけばよいか、道筋をたてることを目標として、今後も調査を行っていく予定です。
※注意事項
本記事では主にマイクロサーベイを活用したデータの収集を紹介してきました。収集したデータが統計的に優位性があるかや、単なる偶然ではないのかなどしっかり検討しながら意思決定をしていきましょう。
マイクロサーベイを自社サイトに設置するのにかかる時間はたった10分です。マイクロサーベイを設置することでサイト訪問者から多くの示唆を得る事ができます。無料でご利用できます。

ガンプ鈴木について
公式YouTube(https://www.youtube.com/@_gumpsuzuki)
公式TikTok (https://www.tiktok.com/@rickshaws)
公式Instagram (https://www.instagram.com/gumpsuzuki/)
