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2025/9/26

アンケートで集めた回答データ、ちゃんと活かせていますか?
性別や年齢、購入経験などを掛け合わせた「クロス集計」は、ユーザー理解に欠かせない分析方法です。しかし、多くの現場ではこうした分析に時間やスキルの壁が立ちはだかっています。
「タナカさん」なら、CSVの加工や関数は不要。アンケートから自動でクロス集計ができるので、誰でも簡単に、深いインサイトを引き出すことができます。

クロス集計とは、2つ以上の属性を掛け合わせて集計・比較することで、データの中にある「傾向の違い」や「特徴の偏り」を見つける分析手法です。
たとえば、アンケートの回答結果を性別×満足度、購入経験×不満点といった軸でクロスさせることで、単純な平均値では見えなかった層別の違いが浮かび上がってきます。
属性ごとの傾向の違いが明確になる
→ 例:20代女性は評価が高いが、40代男性では満足度が低い など
仮説検証やターゲットセグメントの見直しに使える
→ ユーザー層ごとのニーズの違いや反応のズレを確認できる
示唆に基づく打ち手の精度が上がる
→ 施策が「なんとなく」ではなく、データに基づく提案になる
意外な相関やズレを発見できる
→ 全体では満足度が高いのに、特定層では評価が極端に低い、など
チームや上司への説明がしやすくなる
→ グラフや表で視覚的に“違い”を伝えられるため、合意形成が早い
クロス集計は、単なる「集計作業」ではありません。
ユーザー理解の深さを広げ、マーケティング施策や商品改善に直結する“使える分析”になるのです。
クロス集計はユーザー理解を深める強力な手法ですが、実際の現場では「やりたいけれど、手が回らない」ケースも少なくありません。
その理由の多くは、分析そのものではなく、集計までの“作業負荷”にあります。

とえば、Excelを使ったクロス集計では以下のような工数が発生します。
CSVを開いて項目を整形
フィルターや関数、ピボットテーブルでクロス表を作成
グラフを作り、視覚化
場合によっては、元データを再加工し再集計
こうした工程には一定のスキルと手間が必要であり、特定のメンバーにしか対応できない属人化、対応遅れ、そもそも着手できない―といった問題を引き起こします。
さらに忙しい現場では、集計作業だけでリソースを使い果たしてしまい、分析に進む余力が残らないことも少なくありません。
つまり、多くの現場にとってクロス集計の本質的な課題は、「分析そのものの難しさ」ではなく、分析にたどり着くまでの煩雑さにあるともいえます。

クロス集計に必要なのは、本来“分析の視点”であって、Excelのスキルではありません。
「タナカさん」では、アンケートで集めた回答データをもとに、誰でも・迷わず・すぐにクロス集計が実行できます。
やることはシンプルです。
アンケート設計時に、性別や年代、購入経験などの分類用の質問項目を入れておく
回答が集まったら、「クロス集計」画面で項目を選択する
これだけでクロス集計分析を行うことができます。
それでは、詳しい手順を見ていきましょう。

分析したいアンケートを選択し、分析ツールをクリックします。

「タナカさん」分析ツールに遷移するので、「アンケート分析へ」をクリック。

分析方法を選びます。今回はクロス集計を選択します。

クロスさせたい設問をそれぞれ選びます。

設問をクリックすると各設問が表示されます。

2つの設問を選択したら、「クロス集計を実行」をクリック。

するとこのように、クロス集計表とグラフがワンクリックで自動生成されます。
CSVの加工、ピボットや関数、マクロも一切不要。
回答数が少なくても傾向が掴みやすく、仮説検証や打ち手の検討にそのまま使えるデータが手に入ります。
また、視覚的に分かりやすいグラフ形式で表示されるため、チーム内の共有や報告資料への転用もスムーズ。分析作業そのものではなく、「示唆を出すこと」に集中できる環境が整います。


また、「行と列を入れ替える」を選択すると、瞬時に切り替わった各グラフが表示され、別の視点からデータを読み解くことができます。
行と列を入れ替えることで、次のような変化が得られます。
分析の視点が変わる
例:「誰がどう答えたか」⇔「この回答をしたのは誰か」
比率の意味が変わる
行比率と列比率で見える示唆が異なる
読みやすさが変わる
項目数に応じて、見やすい表やグラフに自動調整
これらの作用によって、同じデータでも異なる気づきが得られるようになります。
「タナカさん」では、この入れ替えもワンクリックで完了。
分析視点を切り替えながら仮説検証を進められるのも、大きな強みのひとつです。
クロス集計の本質的な価値は、「平均」では見えないセグメントごとの傾向の差異を明らかにし、そこから具体的な打ち手に直結する“示唆”を導けることにあります。
たとえばこのキャンプ調査では、Q3「職業」とQ6「キャンプ頻度」を掛け合わせたクロス集計から、以下のような傾向が読み取れます。
学生はキャンプ経験ゼロが100%
→ 初心者向け体験の場や、手ぶら・格安キャンプの訴求が有効
専業主婦(夫)や「その他」の層でも未経験者が60%を超える
→ 安全性や子連れ対応、設備の整った“ハードルの低いキャンプ体験”へのニーズがあると推測できる
会社役員・経営者層は「数年に数回」や「月に1~2回」など比較的高頻度でキャンプを行っている
→ すでに“趣味化”しているこの層には、プレミアムなキャンプ用品やラグジュアリー体験の訴求がマッチする可能性
公務員・自営業層は「たまに行く」傾向が強い
→ きっかけや同行者次第で、行動を後押しできる層。季節イベントやペアキャンプ訴求が効果的
正社員・契約社員は「興味はあるが未経験またはごく稀に行く」割合が半数近く
→ キャンプへの関心は潜在的にあり、「はじめてのキャンプ診断」やスターターセットの提案が響く
このように、クロス集計によって「誰に・何を・どう届けるか」という打ち手設計の解像度が一気に高まります。感覚や一部の声に頼らず、データに基づくセグメント別アプローチを描けるのが大きな強みです。
さらに「タナカさん」なら、こうしたクロス集計表やグラフがワンクリックで自動生成されるため、施策を考える人が、集計作業ではなく“考察と実行”に集中できます。
データ分析が属人化せず、マーケティングや企画の現場で再現性のある分析プロセスとして活用できるのも大きなポイントです。
「タナカさん」のクロス集計では、単なるクロステーブルや棒グラフだけでなく、カテゴリ同士の関係性を“空間上の距離”として可視化する「コレスポンデンス分析(対応分析)」も実行可能です。
このグラフは、Q3「職業」とQ6「キャンプ頻度」といった2つの設問の選択肢をマッピングし、“位置が近いほど関連性が強い”という解釈ができます。
学生は右下に大きく離れており、「キャンプ頻度が極端に低い(未経験)」という回答傾向と強く結びついている
→ 学生は他の職業層とは明確に異なる行動特性を持っていると解釈できる
会社役員・公務員・自営業などは「月に1〜2回」「数年に数回」などの回答と近く、定期的に行く傾向がある
→ キャンプを趣味としている、あるいはライフスタイルに組み込まれている可能性
「3ヶ月に1〜2回」や「週に1回以上」といった高頻度層は、自営業や自由業とやや関連している
→ 自由な時間が確保しやすい働き方との関係性が示唆される
専業主婦(夫)は軸上のやや中心に位置しており、頻度との強い関連は見られない
→ 属性内でも回答が分散している可能性がある
このように、コレスポンデンス分析を使うことで、「どの属性がどの傾向と結びついているか」を、視覚的かつ直感的に理解できるようになります。
クロス集計表や棒グラフだけでは把握しづらい“分布の偏り”や“例外的な特徴”を捉えるのに効果的で、ターゲティングやセグメントごとの戦略設計において、非常に実践的な判断材料になります。
クロス集計は、属性ごとの違いや傾向を明らかにし、誰に・何を・どう届けるべきかを導き出すための、実務に直結する分析手法です。
しかし従来は、ExcelやBIツールによる煩雑な作業が障壁となり、「分析にたどり着けない」ことが大きな課題となっていました。
「タナカさん」なら、アンケートの実施からクロス集計、グラフの可視化、さらにコレスポンデンス分析までをワンクリックで実行できます。
分析の敷居を下げながら、示唆の質を落とさない。属人化を防ぎ、誰でも現場で“使える分析”を実現する環境が整います。
データを集めるだけで終わらせず、次のアクションへ。クロス集計を、思考と実行をつなぐ武器として活用しましょう。
