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2026/1/28

Emailは、顧客とすでに関係性のある接点です。
購入後・利用後・イベント後など、体験の文脈を持った状態で届けられるため、サーベイと非常に相性の良いチャネルでもあります。
ただし、「Emailでアンケートを送る」だけでは、十分な成果につながらないケースも少なくありません。
Emailからサーベイを収集する際に重要なのは、一般的なEmailサーベイと何が違うのか。
本記事では、その違いを2つの特徴に絞って整理します。

多くのEmailサーベイでは、メール本文にアンケートURLを設置し、クリックして別ページに遷移してもらう設計が一般的です。
一方で、メール内にアンケートの一問目を埋め込む設計では、回答までの心理的ハードルを大きく下げることができます。
ユーザーの行動は非常にシンプルです。
メールを開く
そのまま一問目に答える
「回答を始める」という最初の一歩を、リンク遷移ではなくメール内で完結させることで、
回答率は大きく変わります。
特に、単一選択や評価形式、NPSなど、直感的に答えられる設問と組み合わせることで、
「わざわざアンケートに答えるつもりはなかった層」からも自然に回答を得やすくなります。

この設計は、特別に複雑なことをする必要はありません。基本的な流れは次のとおりです。
まず、アンケートは「タナカさん」のツール内で作成します。
メール内に表示することを前提に、一問目には満足度を1〜5で回答できるスケールなど、
直感的に選べる設問を設定します。
次に、作成したアンケートのタグをメール配信ツール(例:HubSpot)の本文に埋め込みます。これにより、メールを開いた時点で、アンケートの一問目と選択肢が本文内に表示されます。

受信者は、メール内の選択肢をクリックするだけで回答を開始できます。
クリック後はアンケート画面に遷移し、選択した回答が反映された状態で続きの設問に進む仕組みです。
このように、「リンクを押す → 別画面で考える」という工程を省き、回答の一歩目をメール内で完結させることで、回答率の向上につながります。
Emailサーベイの価値は、回答を集めた時点で終わるものではありません。
重要なのは、「誰が、どんな文脈で、どんな回答をしたのか」をあとから活用できる形で持てるかどうかです。
アンケート回答を顧客IDと紐づけて扱うことで、
顧客属性ごとの反応の違いを把握できる
特定セグメントの不満や期待を見つけやすくなる
次の施策やコミュニケーションに反映できる
といった形で、サーベイが単発の調査ではなく、継続的な顧客理解とマーケティング施策の材料になります。
単に「満足度が何%だったか」を見るのではなく、どの顧客層で、どんなズレが起きているのかを把握できる点が、Emailからサーベイを収集する大きな強みです。
Emailからサーベイを収集する際に重要なのは、単にアンケートを送ることではありません。
開封後、すぐに回答できる設計になっているか
回答を顧客理解やマーケティングに活かせる形で持てるか
この2点が揃ってはじめて、Emailサーベイは成果につながる仕組みになります。
Emailは「聞くための接点」。
設計次第で、意思決定につながるデータを生み出す入口になります。
